ファッションブランド「KoH T(コーティー)」が334年の歴史ある岡文織物の京町家で開催する西陣織のオーダーコレクション

デザイナーと西陣織が出会い、あなただけの一着が生まれる

「伝統を未来へつなぐ服をつくりたい」——そう語るのは、「KoH T」のデザイナーの糀 泰佑（こうじたいすけ）と小澤由美子。334年の歴史を誇る西陣の老舗「岡文織物」との出会いから生まれたのが、本企画です。京都でしか織ることのできない特別な金糸や織組織を用い、職人の手仕事とモダンなデザインが融合。コート、セットアップ、ドレスの中から選び、生地や仕立てのディテールまでデザイナーと直接相談しながら仕立てる、世界に一着だけのオーダー体験です。西陣織の伝統と現代の感性が交差する、あなただけの日常を楽しむための“特別な服”がここから生まれます。

西陣織コレクションの一例。西陣織シングルジャケット。286,000円

デザイナーの糀 泰佑（こうじ たいすけ）は、「新人デザイナーファッション大賞」を受賞し、英国留学でファッションデザインを学び、帰国後、NYコレクションや東京コレクションなど国際的な舞台で作品を発表し、構造美と産地の素材研究を軸に独自のスタイルを築いてきました。伝統技術を現代の感性で再構築するアプローチに定評があり、西陣織をはじめとする日本各地の職人と協働しながら、織りや縫製の「構造」をデザインとして昇華させることを得意としています。小澤との出会いによりKoH Tを立ち上げて以来、糀と小澤は“着る人の個性を後押しする服”をテーマに、伝統とモダンが共鳴する新たなファッションの形を提案し続けています。

AWコレクション発表後にすぐに完売となったアイコニックなセットアップ。最高級の尾州ウールで織り上げたタックジャケット64,900円 ※会場では米沢、尾州産地で製作したコレクションも一部ご覧頂けます。

デザイナーの糀泰佑と小澤由美子によるコレクションの説明

本プランではまず、京都・西陣の町屋「榎邸（えのきてい）」にて、デザイナー糀泰佑と小澤由美子が直接ご案内いたします。お客様一人ひとりの体型やライフスタイル、着用シーンに合わせて、最適なシルエットやサイズ感、素材の風合いをご提案。コート、セットアップ、ドレスの中からお選びいただき、織柄や色、仕立てのディテールまで丁寧にご相談しながら、一点一点をお仕立ていたします。伝統的な西陣織を用いながらも、現代の感性に寄り添うデザイン提案を通して、あなただけの特別な一着を共に創り上げていきます。

デザイナーの小澤由美子によるスタイリング提案。コーディネートに抜群の定評があり多くのファンや顧客を抱える。デザイナーから着こなしアドバイスが受けられるので安心

実際の西陣織の生地を手に取りながらのオーダー相談は、心が高鳴る特別な時間となるでしょう。「迷われたときは、普段の装いに自然に溶け込む色や質感を選ばれるのがおすすめです」と小澤氏。織りに込められた職人の技や、立体的な構造を生かしたデザインの魅力、そして“日常で纏えるアートピース”としての在り方を、デザイナーと直接語り合いながら体感いただけます。糸や織、シルエットの細部まで相談できる時間は、まさにKoH Tならでは。伝統とモダンが交差する、世界にひとつの一着を仕立てる贅沢なひとときをお楽しみください。

非公開の京町屋で触れる、オーダー服が誕生するまでのストーリー

本オーダー会は、特別に招かれたお客様だけに公開される、非公開の京町屋「榎邸（えのきてい）」で開催されます。歴史あるお座敷や蔵、機場が点在するこの空間では、KoH Tが手がける最新の西陣織コレクションを間近でご覧いただけます。実際に織りのサンプルに触れながら、糸や色、仕立てのディテールをデザイナーと相談し、あなただけの一着を形づくるプロセスを体感。さらに、熟練の職人による織りの実演や、デザインスケッチの提案を通して、一着の服が生まれるまでの物語を追体験できます。

限定公開される岡文織物「榎邸」でのオーダー会のお座敷

金糸/箔を西陣織で織り上げた新作を初公開

コレクションのデザイン画や制作中の生地、完成したアイテムの着用写真を眺めながら、KoH Tの服づくりのストーリーを実際に体験いただけます。織りの質感や立体的な構造、糸の表情を確かめつつ、実際に洋服をご試着いただくことで、自分の体に馴染むシルエットや素材の魅力を感じられるひとときに。デザイナーと対話しながら、デザインの背景や構想に触れ、あなただけの一着が生まれる瞬間を共有する特別な体験です。

通常は公開しないデザイナーによるドローイングもオーダーならではの楽しみのひとつ。

デザイン画はカードに印刷して完成した洋服と一緒にお届けします。糀氏の描いた限定のデザイン画は、西陣コレクションをオーダーされた方限定のプレゼントのため、オーダーされた洋服もますます自分だけの特別感のあるものに感じられるでしょう。今回は、来場者の方に初めて公開する金糸を用いた柄物の新作商品も公開いたします。

特別な一着となる西陣織とは

西陣織は、千年以上にわたり京都で受け継がれてきた日本の織の芸術です。絹糸一本一本に職人の感性と誇りが込められ、光の角度で表情を変える繊細な輝きは、まるで絵画のよう。応仁の乱を経て、焼け野原から再び織機の音が響いた西陣では、職人たちが伝統を守りながらも時代に合わせて進化を重ねてきました。金銀糸や多彩な色糸を駆使し、織物で立体的な文様を描くその技は、世界に誇る美の結晶です。西陣織は単なる布ではなく、日本人の美意識と創造力が織り込まれた「文化そのもの」なのです。今回は、伝統と革新を融合させ、西陣織の新たな可能性を切り拓くファッション表現に挑戦しています。

手織りの職人による伝統技術の実演

デザイナーが表現する岡文織物の西陣織

岡文織物は創業334年。初代・半兵衛が法衣織物業「六文字屋」を興して以来、三百余年にわたり西陣織の伝統を受け継いできました。日本の装いの原点であり、織の最高峰とされる“帯”を中心に、締めやすさ、身体への馴染み、そして美しさを追求し続けてきた老舗です。その織技は、着物に寄り添う脇役でありながら、ひとたび光を受ければ主役となる──装う人の所作までも美しく見せる織の極み、そんな品格を生み出してきました。手機で丹念に織り上げられる一本一本には、職人の感性と誇りが息づいています。敷地内では、長年培った織の技を活かし、最新鋭の140㎝幅織機を稼働させ、新たな布の表現を探求。築百十年を超える京町家「榎邸」は、時を重ねた美が息づく空間として、伝統と革新が響き合うKoH Tと岡文織物の特別な体験へと皆さまを誘います。

今回使用使用するジャカード織機は、334年もの間、帯作りで培ったの技術を用いてこそ特別な洋服の生地にできる

一人ひとりに長く寄り添う、特別な洋服との出会い

「お客様が袖を通した瞬間に笑顔になることが、私たちの何よりの喜びです。その洋服とともに、これからお客様が新しい未来を創造していくと思うとわくわくします。」と糀氏と小澤氏は語ります。西陣の伝統と現代のデザインが出会い、糸の一本から丁寧に紡がれていく一着。その服は、人生の節目や特別な日だけでなく、日常の中にも静かな輝きを添えてくれます。デザイナーと職人が共に創り上げる、世界にひとつだけの西陣織の服。長く愛し、共に時を重ねる一着と出会う体験を、ぜひこのオーダー会でお楽しみください。

洋服は人生のどんな時にも日常に寄り添ってくれる大切な存在。ご希望により撮影した写真は印刷して後日お渡しします。

KoH T（コーティー）

デザイナーの糀泰佑と小澤由美子により2019年に設立されたKoH Tは今回、伝統と現代的デザインを融合させ、着る人の個性を引き出す独自の服づくりを行うカプセルコレクションを発表します。糀はJFW新人デザイナーファッション大賞グランプリや神戸ファッションコンテスト受賞、渡英後はGraduate Fashion Weekに参加。小澤は大手セレクトショップでの豊富なスタイル提案経験を活かし、独自の視点で服を生み出します。これまで米沢産地とのコラボレーションやRakuten Fashion Week TOKYO、NY Fashion Week、Milan(4D)への出展、SPINNOVAとのサステナブルコラボレーションなど、国内外で高く評価。特に「KoH T NISHIJIN ORI COLLECTION 2024」では京都・岡文織物の京町家「榎邸」にて発表され、伝統と革新が響き合う唯一無二の世界を提示。オーダー会では、デザイナーの思想と技術を直接手に取り、自分だけの物語として形にする特別な体験をお楽しみいただけます。

【オーダー会場】岡文織物 「榎邸」

〒602-8477　京都市上京区五辻通り浄福寺西入る上がる姥が榎木町843 番地

・京都市路線バス
1. 千本上立売　徒歩 4分
2. 千本今出川　徒歩 4分
3. 今出川浄福寺　徒歩 4分

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